ABOUT

なぜ、この事典をはじめるのか

この事典にいる人たち

叡啓大学には色んな人がいる。授業を真面目に受ける人、自分の好きと向き合う人、休学して世界を旅する人だっているし、大真面目にりんご農家になることを語る人もいる。

この事典に載るのは、目立つ成果を上げた人だけではありません。数字にはならない小さな一歩も、うまくいかなかったことも、途中で立ち止まったことも、その人が歩いてきた道の一部です。そのひとつひとつを、本人の言葉のまま記録していきます。

そんな人たちの話にふれるうちに、自分の歩き方も失敗も、いいなと思えたり、ちょっと勇気を出して、自分の「普通」をジャンプしてみたり。そんな変化が生まれるかもしれないし、生まれないかもしれない。

叡啓百科事典は、そんな「かもしれない」のきっかけを、叡啓大学の人とプロジェクトから、ひとつずつ記録していく事典です。

編集の方針

うまくいったことだけを書きません

迷ったこと、やめようと思ったこと、失敗したことも、本人が話してくれたことはそのまま書きます。飾ることもときには必要ですが、ありのままだって美しい。

大学の良いところも、悪いところも、書こうとしません

書くのは、その人やチームのことです。話の中で自然に大学のことが出てきたときだけ、そのまま書きます。

本人が確かめたものだけを載せます

公開の前に、原稿と写真を本人(チームならメンバー全員)に読んでもらい、了承を得てから載せます。載せたあとでも、本人の希望があればいつでも直し、取り下げます。

記事で伝えられるのは、その人のほんの一部です

記事の最後に、その人に会う方法を書いているので、読んで気になったら、ぜひ会いに行ってみてください。なにか変わるかも……?

編集長のこと

こんにちは、叡啓百科事典 編集長の久保允治です。まずはこのページを開いてくださり、ありがとうございます。

叡啓大学の3年生です。3年生の秋学期といえば就活まっしぐら……というのが普通なのは分かっていますが、当の私は、ジャガイモ農家になるのか、りんご農家になるのか、刀鍛冶師になるのか、教育の道で生きていくのか、まだ何も決まっていません。それでも焦らず、きっと何とかなるだろうというマインドで生きています。

最近は、サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」にはまっています。この事典に出てくる人も、読んでくれた人も、全員優勝できたらいいな。そんなことを、勝手に思っています。

はじめた理由

この大学に入って、たくさんの人に出会いました。大学を辞めてアメリカで何でも屋をしている同級生。元パンクロッカーで、哲学者でもあり、映画監督でもある人。30か国以上をバックパックで旅している友人。

自分の中の「普通」とは違う人たちと出会うたびに、こんなに自由に生きてもいいんだ、ここまでぶっ飛ばして人生を楽しんでもいいんだと、思えるようになりました。「こういう人もいるんだ」という幅が広がるほど、自分の生き方も変わっていきました。

この大学に入ったのだって、本当に偶然です。そこからも、何も予想通りになっていません。

大学に入って最初に力を入れたのは、能登でのボランティアでした。団体を立ち上げて何度も通ううちに、現地で一緒に活動していた教育の団体で、インターンをすることになりました。

その後、フィリピンでのインターンで、広島で教育の活動をしている方とたまたま出会い、そこからある島に通うようになりました。その島でまた偶然出会った方に、声をかけてもらい、今は佐賀の教育の仕事に、オンラインで関わっています。

ふり返ると、今の私は、ほとんど偶然の出会いでできています。でも、楽しいし、日々ワクワクしています。きっと、どう生きたって何とかなる。

だから、その幅を広げられる場所を、自分でも創りたいと思いました。この事典は、私が出会った人やチーム、プロジェクトを紹介していくサイトです。そして、過去の私を支えてくれて、ときには静かに見守ってくれた先輩たちへの、私なりの恩返しでもあります。

順風満帆じゃなくたって、失敗だらけでも、休学してジャガイモを育てたって、きっとそれでもいい。どうなっても、どうあっても、それでいい。この事典を読んだ人に、そう感じてもらえたらうれしいです。

数字にならない成果

この事典をつくった理由は、もうひとつあります。「成果」とは何かを、問い直したかったからです。

成果というと、どれだけのお金を生み出せたか、どれだけの人が集まったか、どれだけ多くの人に知られたか。数字で測れるものを思い浮かべて語られることが多いと思います。

もちろん、数字で測れることは大切です。何かを決めるときや、誰かに説明するときに、客観的な数字があることはとても重要です。

ただ、本当にそれだけでしょうか。

数字では、一つひとつの中身までは伝えられません。あるイベントに来てくれたのは、たったひとりだった。でも、そのひとりの人生が大きく変わり、その人なりに幸せだと思える道を歩めるようになった。数字としては小さいし、利益も生み出せていないかもしれない。それでも、このひとりを取りこぼしてしまっていいのでしょうか。私は、そうは思いません。

大学生の活動やプロジェクトには、こうした面がとくに多いと感じています。本業ではなく、お金も、経験も、実力もまだ足りない。いわゆる「社会的インパクト」を生み出しにくい立場です。

それでも、目には見えにくいけれど、誰かを救ったり、心の支えになったり、心が温かくなったりする活動であふれています。私から見れば、それは十分に成果であり、価値を生み出しています。

そんな思いを持って、成果をめぐる当たり前への小さな挑戦として、この事典を書きはじめました。この事典を読んだ人が、自分のしてきたことを「これも成果だ」と、胸を張って言えるように。そう願って、ひとつずつ記録していきます。

一緒に活動しませんか

今は記者ひとりで、月に一本ずつ項目を増やしています。この事典が本当に事典らしくなるには、もっと多くの人と声が必要です。

  • 話を聞かせてくれる人やチーム(自薦・他薦どちらでも)
  • 「この人に会ってほしい」を教えてくれる人
  • 一緒に聞く人、書く人、撮る人(経験は問いません)

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運営と、これまで

叡啓百科事典は、学生有志の「でっかいおまんじゅう」が運営する、非公式のサイトです。取材と執筆は、記者がひとりで、月に一本ずつ続けていきます。

  • 2026年10月 サイトの準備をはじめる
  • 2026年10月 eikeihyakka.com で公開

叡啓百科事典 編集長 久保允治